今日のくらしに花を咲かせよう

5年前の広島土砂災害や、昨年の7.6豪雨災害など、災害からの一日も早い復旧復興を行うとともに、世界最先端技術による「減災対策」で国民のいのちと財産を守る、「平和と防災のまち・広島県」を実現します。

また、災害時の復旧の最前線に立つ自衛隊の立場を憲法上保証します。

明日のために、種を蒔こう

平均寿命が100歳を超えるとされる未来。
人口知能など科学技術の加速度的な進歩が予想される未来。
そこでは人間の新しい「幸せの価値観」が必要になります。
社会に出たあとにもう一度教育を受けられる権利「再教育権」の確立など、全く新しい概念を取り入れて、30年後の未来でも日本が世界をリードできるように、さまざまな改革を行います。

30年後の日本と日本人の幸せを考えよう

私たちは今、産業革命時代の真っ只中にいます。

それも、これまで人類が経験したことのないほどのスピードの産業革命です。

ここ20年の技術進歩には目醒ましいものがあります。

特に衝撃的であったのは、3Dプリンタの出現と、ips細胞の研究、人工知能の研究であると私は思います。
30年後、私の世代はちょうど70歳代半ばです。しかしこれからの30年間のスピードは、これまでの30年間の何十倍のペースで進むことでしょう。
10年後では近すぎるし、50年先では遠すぎて予想がつかない。結局、私たちが責任をもって社会的な制度や基盤を整備することに責任を持てるのは、自分たちの子供が主役を張る世代となる、30年後程度のことです。

3Dプリンタ出現の衝撃

1980年代に名古屋の研究所にて3Dプリンタのベースとなる機能が生み出されました。

3Dプリンタの出現は、産業構造を大きく変えるものです。特別な訓練や知識を備えていない人間でも、個人や家庭で、モノを製造することを可能にしました。いわゆる、「メーカー」と呼ばれる業種の産業構造に多大な影響を及ぼすことは間違いなく、多くの企業は、淘汰再編される可能性があります。

私たちの多くの業種は、製造業とサービス業によって成り立っています。今、それらが、3Dプリンタのような機械や、人工知能を備えたロボットに取って代わられようとしています。

加えて、Ips研究をはじめとする医療技術の発展により、私たち世代は、70歳になっても、まだそれから後30年は生き続けることになっているでしょう。

一体、年老いた私たちは、どうやって、何をして生きて行くのでしょうか。健康体を保っていたとしても、どのように稼ぎ、日々の衣食住を支えるのでしょうか。

Ips細胞と私たちの倫理観の変化

Ips細胞が発表されたのは2006年。以来、日本はその研究に先端にあります。

この素晴らしい研究は、人間を「死ねない」存在にしたとも言えます。医療を施す行為は、私たちの世の中では「善」とされます。しかし、IPS細胞の研究が進めば、私たちは死ぬ事さえもできなくなります。中には、医療はもういらない、延命したくない、と、医療を拒む人たちも現れることでしょう。これは、私たちの倫理観が変わるという事なのです。

人工知能の進展と、「人間の生きる意味」の変化

近年、機械学習(ディープラーニング)が目覚ましい研究の成果をあげています。

2016年には、グーグルの「アルファ碁」が人間を打ち負かしました。

技術の進化を導いた研究者たちは賞賛されるべきですが、社会にとっては、非常に厳しいことが私たちを待ち受けているかもしれません。
人工知能の出現により、私たちの世界でこれまでエリートとされていた階層が、エリートではなくなるのです。
これまで、特に日本社会では、記憶力に基づく学力をもとに、エリート層が形成されてきました。キャリア官僚と呼ばれる人たち、医師や弁護士などもそうです。

しかし、「記憶する」という作業は、人工知能が担ってくれる時代がすぐそこにきています。これは私たちの学歴社会の価値観を大きく揺るがし、教育の中身を変える必要性を迫るものです。

それだけでなく、多くの仕事が、人工知能に取って代わられます。

多くの人たちの仕事は新しいものへと変わらざるを得ません。人間は、よりクリエイティブで、芸術的な感性を必要とする、より非効率な仕事をする存在へと変わるのかもしれません。そのためには、与えられたことをこなす教育ではなく、感性を重視し、物事を変革するために知恵をしぼる、解のないことに立ち向かう力を養う必要があります。

そうでなければ、多くの人たちは仕事を失い、「仕事をする」こと自体が特権になることでしょう。

インターネットと過疎化

インターネットが出現した時、私たちは、「これで世界中どこに住んでいても、同時に、同じサービスを受けることができるんだ!」と希望を抱きました。
また、遠隔地医療や、テレビ電話、バーチャルリアリティなどの技術により、たとえ非常に辺鄙な地域に住んでいても、生活に困らない程度の医療や教育を受けることができるようになる、と考えました。

しかし、現実はそうはなっていません。

この広島県でも、多くの中山間地が、消滅自治体となるのではないかとの危機感と戦っています。
道路網も充実し、物流もあり、技術もあるのに、依然として東京一極集中が進んでいるのは、行政や政治、教育など、社会を形作る様々な制度が、技術に対応していないためです。

制度を変えることにより、現在の社会で「不幸」とみなされていることの多くは「幸せ」に転換することが可能です。

たとえば、人口の減少とともに、多くの空き家が存在し、各自治体が頭を悩ませています。しかしこれも見方によっては、一人当たりの占有面積が広がることですから、ウサギ小屋と揶揄された日本人の恵まれていない居住空間を広げ、それぞれが広い家を持てるように税金その他の制度を改変すれば良いのです。

また、ネットワークによって繋がっているのであればなおさら、都会から離れた地域でも、教育内容は都会と変わらず、自然の多い地域でのびのびと子供の感性を育てることができます。教育の制度や仕組みの改革、技術の導入を図ることで、新しい幸せの価値が実現されます。

提案“平均寿命105歳“の時代に向けて、教育制度を変えよう

残念なことに、現在の教育と社会の価値観は、こうした技術の進歩に追いついていません。新たな価値観が必要なのに、相変わらず記憶を重視した教育が施されています。「学歴」、「学閥」によるエリートの価値に寄りかかって成り立っている現在の教育制度は技術の進歩に追い越され、全く対応していません。教育の中身じたいの変革を行う必要があります。

また、いまの10代の人たちの平均寿命は、105歳になるとも言われています。若いうちのたった20年間の教育によって残りの80年以上を支えて行くことはとても無理な話です。70歳になった時点で、50年前に先端とされた教育しか受けていなければ、現実にキャッチアップできません。

つまり、私たちの社会は、このままで行けば、「科学技術を使いこなす」のではなく、「技術に使われる」ことになりかねないのです。

現在の、6.3.3.4という基本的な教育制度では、私たちは人生100年時代に対応できません。人生の途中でもう一度、義務教育期間を導入し、ひとりひとりが再起動する機会を持てる社会にすべきだと考えます。

提案「立ち止まって考える」機会を挟み、雇用市場を流動化しよう

こうした変革を行うことは、日本の雇用の流動性にも繋がるでしょう。

今の日本は、出産育児を機に一時退職をした女性たちが職場復帰することが難しい社会です。しかし、社会全体で、大人たちが一歩立ち止まり勉強し直す、「小休止」を挟むことになれば、一時退職や、リスタートは当たり前のことになります。いろいろな働き方を求める会社や個人が現れ、失敗してもまたやり直せる社会、挑戦する勇気のもてる社会になります。もしかすると、「大人の義務教育」の導入が、女性が活躍し、素晴らしい起業家を誕生させる、「ボーリングのピン」になるかもしれないのです。

提案日本の大学教育を変えよう

人工知能により、必要なデータの選択が瞬時にできるようになることは、人間が、「記憶する」以上のものを生み出す存在とならなければならないことを意味します。

記憶力に知の価値を見出す時代は過ぎ去るのです。

すでにスマートフォンの普及により、私たちはいつでもどこでもインターネットの検索が出来るようになりましたが、未来の社会ではさらに、データの検索をするシステムが、人間の体内の神経系に繋がれることすらあるかもしれません。

これは、二つのことを意味します。

ひとつは、記憶する程度の知識、誰かが「教える」ことのできる程度の知識は、価値を持たなくなるということ。未来の社会において、私たちの歴史や様々な知恵は膨大に記録されるだろうということです。そして、その記録を誰もがいつでも瞬時に引き出すことのできる時代がやってくるということです。

もうひとつは、人間と機械(人工知能)との境目があいまいになることについて、私たちは、社会の倫理を確立すべきであるということです。私たちは技術の進歩に対し、どのように向き合うべきでしょうか。ぜひ皆さんと一緒に議論して、倫理観を社会全体で共有したいと思います。

このように「知の価値」が大きく変わる社会において、私は、大学のあり方も大きく変わるべきであると考えます。税金によって賄われている、国立大学法人の大学における座学は、納税者たる国民に開放され、共有されるべきです。 そうすることにより、大学は座学によって暗記する以上の価値を生み出すものとなります。そして、大学に通わなくとも、多くの人たちが、自由に、自分の興味関心によって一流の講義を聞き、知識を蓄え、そして、新しいものを生みだす世の中が作られます。

提案国会改革をしよう

私は、6年間の猶予のある参議院でこそ、以上のような、長期的な国のあり方についての議論を行えると考えています。しかし、現在の国会論議は目先の支持率をわずかに上昇させることばかりに勤しんでいるように見受けられ、国家ビジョンといった大局的な議論は、有権者の目に触れる表舞台に全く出てきません。

私は、早急に国会改革を行い、参議院こそがこうした長期的ビジョンを作る機能を持つべきだと考えています。

提案選挙のあり方を変えよう

私は、選挙のあり方も変えるべきだと考えています。いま、選挙の罰則を規定しているのは公職選挙法ですが、これは、候補者間の公平性、平等性を保つことが法律の趣旨となっており、有権者が候補者を選ぶための材料をいかにして与えるか、という視点が欠けています。何かを購入するとき、各メーカーの商品性能やスーパーごとの価格を吟味するように、候補者も有権者に吟味されなければなりません。それこそが、公正な選挙です。現在の公職選挙法は、有権者に対して候補者の情報を与えるという観点を持っていないことに加え、情報技術の現状にも全く則していません。

政治は、本来は、最も創造的な仕事であると私は考えるのです。しかし、その創造的な作業に「投票によって自分も直接関わっているのだ」という意識を、有権者の皆様は感じられないのではないでしょうか。候補者が何を考えているのか、どういう国づくりを目指しているのかという情報を皆さんに提供する公職選挙法へと法律を改正し、未来に向けて、いまの政治を変えていきたいと私は強く願っています。